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ZEROの法則1

ZEROの法則1
●ZEROの法則とは●

ZEROの法則とは、初期恋愛関係時点(まだ付き合っていない)で発生しやすい、
ありがちな問題をまとめたものです。適当に楽しんでいただけると嬉しいです。


 

第一回目の法則

忙しい人はずっと忙しい

 

★シチュエーション

会社の同僚で、社内ではそれなりに会話するものの、二人きりで出掛けたことはない。男の方が3つ年上。男は、現在の煮え切らない関係に終止符を打つために、タウン情報片手に、彼女の家に電話をかけた!!

 

男「(電話で話している)ねー、今度、仙台で花火大会あるじゃん? 一緒に行かない?」

女「・・・はぁ」

男「どう?」

女「・・・いつ頃ですか?」

男「えーと、来月の5日だったかな」

女「5日・・・。あー、ちょっと忙しいんですけど・・・」

男「・・・忙しい」

女「えぇ、すいません」

男「じゃあ、来週あたり、ご飯でも・・・」

女「・・・ちょっと仕事が忙しくて・・・」

男「暇な日ってある?」

女「しばらく、ずっと忙しいです・・・」

男「ずっと?」

女「ええ」

男「少しでも時間が取れれば、お昼一緒にと思ったんだけど・・・」

女「お昼もちょっと、忙しくて・・・」

男「そっかあ、それじゃまた暇な日があったら・・・」

女「はい、その時、また誘って下さい」

 

このパターンは男性の方ならよく、経験のあるパターンだろう。多分、この調子で行くと、死ぬまで忙しいと言われると思われる。

これは、単純に言うと、「行きたくない」わけなのだが、誘っている方は、そうは思いたくなくて、本当に忙しいんだと思い込み、かえって墓穴を掘ることとはよくあることだ。

客観的に見れば、断り文句だとすぐわかっても、当事者になるとどうしてもそれがわからなくなる。男としては「なんで、そんなに忙しいんだ、飯を一緒に食べる時間ぐらい、その気になれば作れるだろ!!」と逆上するわけであるが、その気になれないから作らないという、大事なことを忘れがちだ。

似たようなパターンで「お金がないから」というのが挙げられるが、この場合も大抵の場合、断り文句だと思っていいだろう。お金があろうがなかろうが、会いたい人に誘われれば、なんとか都合つけてくるものだからだ。





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